総合

シンガポール廃棄物処理事業Equis Development社、日本の2最終処分場取得

投稿日:

アジア太平洋地域で再生可能エネルギーと廃棄物処理事業を展開するシンガポールのEquis Development Pte Ltdは、福島県と広島県に所在する2つの安定型産業廃棄物最終処分場の取得契約を締結した。今後3年間の投資見込み額は最大で550億円としている。2021年6月10日発表した。

埋立容量は、福島県相馬郡に所在する飯舘最終処分場が56万8,572㎥、広島市に所在する上安最終処分場が214万6,901㎥。Equis Development社が日本に所有する最終処分場の容量は271万5,473㎥になる。

発表によると、飯舘最終処分場は、安定5品目の産業廃棄物(がれき類、ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず、金属くず、ゴムくず、廃プラスチック類)の受入れが可能で、埋立容量を30万5,000㎥に増量するため2021年7月拡張工事を開始し、2021年12月操業開始を予定する。

広島市の上安最終処分場は、石綿含有産業廃棄物を含む安定型5品目の産業廃棄物の受入れ許可を取得していて、2021年4月拡張工事を完了し、埋立容量を約91万5,000㎥増量した。2021年9月に処分場取得手続きを完了して操業開始予定という。

今後、Equis Development社グループのエクイス環境ジャパン(東京都)が、飯舘・上安の両処分場の開発、建設、運営を担う。

-総合

Copyright© シンガポール新聞社 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.