F1シンガポールグランプリの主催者Singapore GP Pte Ltdは2021年6月4日、COVID-19パンデミックに起因する安全上および物流上の懸念を理由に10月開催を予定していたF1シンガポールグランプリの中止を発表した。
Singapore GP社のコリンシン副会長は「2年連続の中止は非常に難しい決断だった。世界的に流行しているパンデミックの状況を考えると、国内外の何万人という観客を対象とした複雑で多面的なイベントの開催はますます困難になっている。安全を第一に考えた」とコメントした。
シンガポールGP社は、今後の開催についてはシンガポール政府および国際自動車連盟(FIA)F1と協議中という。
今年のシンガポールグランプリのチケットは開催が決定してから発売することになっていたため、発売されていなかった。2020年のチケットを2021年のレースに延期したチケットホルダーに対しては全額返金する。