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ダイヤモンド・ビッグ社、「地球の歩き方」出版事業を学研プラスに譲渡

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ダイヤモンド社の子会社ダイヤモンド・ビッグ社は2020年11月16日、学研ホールディングスの100%子会社・学研プラス(東京都品川区)と「地球の歩き方」出版事業の事業譲渡契約を締結した。

ダイヤモンド・ビッグ社は、1969(昭44)年設立以降、「地球の歩き方」をはじめ海外旅行ガイドブックの出版を中心に事業を展開し、近年はインバウンド旅行者向け冊子等の製作も手掛けていた。

今年に入り、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により海外旅行関連の事業環境が大きく変動したことなどを受け、事業の維持と発展を図るべく、「地球の歩き方」を中核とする出版事業及びインバウンド事業を事業譲渡することにしたという。

ダイヤモンド・ビッグ社の担当者は「新型コロナウイルス感染症の世界的流行により海外旅行需要が激減したため、海外旅行関連の売上は想定外の大幅減収となっている。さらに海外旅行需要の回復の見込みが立たず、厳しい状況が続いており、業績は大きく悪化している。現地に出向くこともできなくなり、取材への影響も出ている。こうした中、現在、好評を博している『地球の歩き方 東京版』など国内書籍に注力をしているが、海外旅行関連の売上を補えるレベルではなく、依然として厳しい状況にある」と説明した。

今後、ダイヤモンド・ビッグ社は事業譲渡契約に基づき、2021年1月1日をもって、学研プラスが今後新設する子会社に事業を譲渡する予定。ダイヤモンド・ビッグ社は日程は未確定だが清算するという。

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