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電通グループ、欧米・アジアのスポーツ領域子会社・事業を集約する新会社設立

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電通グループは、欧米・アジアに展開するスポーツ領域の6子会社と4事業を再編し、事業持株会社として「電通スポーツインターナショナル(DSI)」(東京都港区)を設立し、2021年1月から営業を開始した。

シンガポールの電通スポーツアジア社など海外スポーツネットワーク6社とヘイロー・スポーツ社(オークランド)がDSIの完全子会社となる。DSI設立以前は電通グループの完全子会社だった。また、電通グループの海外事業を統括する電通インターナショナル傘下のMKTGグループ(ニューヨーク)の4社(米国、カナダ、英国、豪州)のスポーツ事業部門(事業領域:コンサルティング、ホスピタリティ、効果測定/評価、デジタル、コンテンツ、ソーシャル)も併せ、DSIが海外各地域のスポーツ事業を統括する。

電通グループは、「世界的に事業を展開するスポーツやエンターテインメント関連事業は成長領域であり、競合他社との差異化を明確にする重要な領域」と位置付けており、今後は同領域の強化とシナジー最大化を図るため、DSIのもと、海外展開する同領域のケイパビリティーを集約し、統合的に推進していく。

具体的には、DSIとDSI傘下の各社、電通内のスポーツ関連局・室は、共通の事業ブランド「dentsu sports」のもと、電通をはじめとする「電通ジャパンネットワーク」のスポーツ領域のケイパビリティーと、「電通インターナショナル」が持つコンサルティング機能とスポンサード効果測定等のケイパビリティーを連携、拡張させていくことで、多様な顧客企業・団体に対し、高度なソリューションを提供する。

電通グループ広報担当者は、電通スポーツアジア社について「業務・機能・体制に変更はないが、今後は、電通スポーツインターナショナル社の傘下となり、他海外のスポーツ事業拠点との連携を深化・強化してビジネスを推進していくことになる」と説明した。

新会社の概要は下記の通り。

【 名称 】電通スポーツインターナショナル
【英語名称】Dentsu Sports International Co., Ltd.(DSI)
【 所在地 】東京都港区東新橋1-8-1
【 代表者 】代表取締役社長執行役員 清水 洋平
【事業内容】電通グループのスポーツ関連事業を推進する事業持株会社として、スポーツ関連の海外子会社の地域事業を統括・調整
【 資本金 】3億5千万円(設立時)
      ※2021年度中にDSIの下に事業再編を実施予定
【 日程 】設立:2020年11月30日
      営業開始:2021年1月1日
【出資比率】電通グループ100%

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