総合

在シンガポール日本大使館、銀行員名乗る詐欺増加で注意喚起、日本人にも被害

投稿日:

在シンガポール日本大使館は2020年12月11日、シンガポールの現地金融機関(DBSなど)の職員になりすまして電話やSMS等で銀行口座番号やパスワードを聞き出し、金を振り込ませる詐欺の手口が発生しているとして注意喚起を発出した。日本人にも被害が出ているという。

典型的な手口は、(1)DBSなどの銀行員を名乗る人物から電話やWhatsAppなどで連絡若しくはSMSで口座やキャッシュカードがロックされたなどのメッセージが届き、口座やキャッシュカードが「ロックされた」「ハッキングされた」「偽造された」などの口実で、確認のためと称して口座番号の詳細やパスワードを聞き出す (2)DBSを装ってローンに関するSMSが届き、SMS内にある連絡先に電話若しくはメッセージを送ると、シニア ・ ローンアドバイザーを名乗る人物が低金利でお金を貸すと説明。その後、この人物がIDや銀行口座、給料明細書などのコピーを送るよう指示する。

同大使館は対応策として、①+65から始まる電話番号をシンガポール国内で受けた場合、これはシンガポール国内からの電話ではない(シンガポール国内通話の場合、+65はつかず8桁の番号のみ表示)。この電話番号は海外からの詐欺集団が利用する電話番号であるので、「電話に出ない」「すぐに電話を切る」 ②銀行、警察、公共機関などが個人情報や口座番号、パスワードを電話やメールなどで尋ねることはない。他人からの要求により、電話やメール、チャットアプリなどでIDや口座番号、パスワードを決して教えない――を呼びかけている。

-総合

Copyright© シンガポール新聞社 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.