進出・出資・撤退

英ダイソン、研究開発大型投資計画発表、シンガポールに新製造拠点設置を予定

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英・電気機器メーカーのダイソンは2020年11月26日(英国時間)、2025年までの製品ポートフォリオの倍増を目標に、新たなテクノロジー研究開発に27億5,000万ポンド(約3,878億円、1ポンド=141円換算)を投資する計画を発表した。

投資は主にシンガポール、英国、フィリピンの研究デザイン開発拠点を対象とし、ソフトウェア、機械学習、ロボット工学等分野のエンジニアや科学者の増員計画も含まれるという。

今後、ロボット工学、次世代モーター技術、AIテクノロジー、機械学習、コネクティビティ、材料科学分野を中心にさらなる投資を実施する。主に、米国、英国、日本、シンガポールで開発中のダイソン独自の固体電池技術の商業化、製品実用化を目指し、現在普及している電池よりも安全、長寿命かつクリーンなエネルギー貯蔵の実現を見込んでいるという。

ダイソンのローランド・クルーガーCEOは「今後の発展の重要なステップとして、シンガポール、英国、東南アジアにおける事業拡大を継続していく。今後5年間で既存の製品カテゴリーを拡大するとともに、ダイソンにとってまったく新しい分野に参入する予定だ」とコメントした。

ダイソンはシンガポールで、新しい本社機能を集約した総合施設計画を進めている。これに伴い、機械学習やロボット工学などの分野の先端的な研究開発拠点とラボの拡張、分散していた研究開発拠点施設の統合を行う。先端的な新製造拠点設置も予定しているという。また、既存のグローバルプログラムを軸に、シンガポールに新しい大学研究プログラムを設立し、テクノロジーや製品の研究開発に取り組む予定という。

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