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シンガポールのデジタル治療ソリューション企業、エーザイなどから資金調達

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シンガポールに本社を置くデジタル治療ソリューション事業のNeuroglee Therapeutics Pte Ltd.(Neuroglee社)は2020年12月3日、プレシードの資金調達で230万米ドルを調達したと発表した。同ラウンドのリード・インベスターは製薬大手エーザイで、シンガポール医療スタートアップの関係者らが参加した。エーザイの出資額及び持株比率は非開示。Neuroglee社は調達資金を初期段階のアルツハイマー病患者の治療・管理を目的とする主力製品NG-001に投じられる。

Neuroglee社は2020年7月29日設立。発表によると、過去15年間、アルツハイマー病の薬物療法が新たに承認されたケースはなく、パイプラインの治験薬の臨床試験は現在進行中だが、補助的な補完療法の提供が急務になっているという。

Neuroglee社は、補完療法のニーズに応えるデジタル療法を開発・商用化し、認知症やアルツハイマー病など神経変性疾患患者に、薬物療法と並行して提供する。処方ソフトウェアは、単独利用のほか、薬物療法と併用することで患者管理を改善し、神経変性疾患の治療に対するより包括的なアプローチを提供するという。

Neuroglee社のアニケ・シン・ラジュプット創設者兼CEOは、「神経変性疾患は、人口の高齢化に伴い絶えず成長している市場である。ソフトウェアの力で、認知神経科学、行動変容、デジタルバイオマーカーの専門知識を組み合わせデジタル療法による治療を実施できる。これにより従来の薬物療法を強化し、患者と臨床医の間のギャップを埋める。当社はデジタルヘルスソリューションを拡大し、患者と介護者の生活の質を向上させ、効果的な治療法の開発スピードを上げられる」とコメントした。

Neuroglee社は、2021年初頭にNG-001の臨床試験を開始する予定。また、2021年に米ボストンで米国事業を開始する予定という。

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