神戸製鋼所は2020年11月5日、2021年3月期第2四半期(2020年4月1日~2020年9月30日)決算を発表した。
決算説明資料によると、建設機械の売上高はコロナ禍の影響などによる販売台数の減少により前年同期比360億円減の1,618億円、経常利益は同期比40億減の47億円だった。
販売台数は、油圧ショベルは日本国内、中国、その他地域ともに前年同期に比べ減少した。クローラクレーンは、日本国内は横ばい、東南アジアはシンガポール、フィリピンが伸びて増加した。その他地域は減少した。
同社担当者は「第二四半期(上期)は日本では4-9月だが、シンガポールは1-6月の数字が織り込まれている。コロナ以前は空港の拡張などプロジェクト需要が上向いていたため受注は好調であり、増加分はコロナ前の受注残が大半である。シンガポールのコロナの影響は少なくない」とコメントした。