気候変動(低・脱炭素)

商船三井、シンガポールTMFGS社用船LNG燃料供給船、ロッテルダムで命名式

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商船三井は2020年9月18日、100%子会社Emerald Green Maritime Limited社を通じて、初めて保有する世界最大級のLNG燃料供給船命名式をロッテルダムで行った。同船は“Gas Agility”と正式に命名された。同日発表した。

“Gas Agility”  ©Chris Schotanus

同船はシンガポールのTotal Marine Fuels Global Solutions(TMFGS社)が用船し、ロッテルダムで操業する。TMFGS社は、仏トタルのグローバル船舶燃料供給事業部門。契約は2020年から10年以上で、予定では船舶管理はMOL LNG TRANSPORT (EUROPE)LIMITEDが行う。燃料供給の開始時期は非開示。

商船三井とTMFGS社は2018年2月、同LNG燃料供給船の定期傭船契約を締結。同年11月、中国・滬東中華造船(Hudong-Zhonghua Shipbuilding)で建造開始し、2020年4月竣工した。同船は燃料としてもLNGを利用し、発生するボイルオフガスの再液化装置を搭載する。

両社は2019年12月、2隻目の大型LNG燃料供給船について長期定期傭船契約を締結しており、2021年に引き渡される予定。2隻目は、仏マルセイユ港で地中海でのLNG燃料供給に従事する予定という。

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