キユーピーは、中島董商店の子会社MINATO SINGAPORE PTE.LTD.の株式を取得し、2020年10月1日からキユーピーのシンガポール子会社として、キユーピーグループの商品(マヨネーズ、ドレッシングなど)の輸入販売事業を開始する。東南アジアにおける現地法人は6社目となる。2020年9月23日発表した。
発表によると、中島董商店はキユーピーの創業者・中島董一郎氏(故人)が1918年に設立。各種瓶缶詰食料品の販売、酒類の輸入販売を行っており、シンガポールでの輸入酒類・食料品の販売を目的に2011年にMINATO SINGAPORE社を設立した。中島氏は、1919年キューピーを創業した。
キユーピーは、MINATO SINGAPORE社株式の80%を第三者割当増資の引き受けにより取得し、連結子会社化するとともに、会社名をKEWPIE SINGAPORE PTE.LTD.(キユーピーシンガポール)に変更する。
輸入先は、主に日本とマレーシアやタイなど東南アジアのグループ各社で、東南アジアの中心シンガポールでキユーピーブランドを育成し、販売強化を図る。
キユーピーは1987年のタイ進出を皮切りに、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピンに現地法人を設立し、マヨネーズ、ドレッシング、スプレッドなどの製造・販売を行っている。2019年度東南アジアでの販売実績は111億円という。
キユーピーシンガポールの概要は下記の通り。
【 社名 】KEWPIE SINGAPORE PTE.LTD.
【 代表者 】CEO(非常勤)杉森俊彦/COO(常勤)高田悠平
【事業内容】マヨネーズ、ドレッシング等の輸入販売
【会社設立日】2011年7月8日
【事業開始日】2020年10月1日(新体制での事業開始)
【 資本金 】100万シンガポールドル(約8,000万円)
【 決算期 】9月30日
【出資比率】キユーピー80%、中島董商店20%