アクトプロ(東京都千代田区)は2020年8月31日、きらぼし銀行本店(東京都港区)に自動外貨両替機「SMART EXCHANGE」を設置した。シンガポールドル、マレーシアリンギットを含む12外貨に対応する。地方銀行への設置は初という。機械にパスポートリーダーを実装し、身分確認をして両替金額を制限する。取扱金額は1回あたり10万円まで。2020年9月7日発表した。
きらぼし銀行は東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行が合併して2018年5月に誕生した。首都圏を中心に展開している。
「SMART EXCHANGE」は日本国内だけでも約500台稼働している。設置者は、120カ国で使用されている通貨から12通貨を選択できる。日本国内に設置されている機械は外貨から日本円の両替に対応する。
アクトプロは、「新型コロナウイルスの影響で訪日外国人観光客は依然として激減しているが、インバウンド需要は必ず回復すると見込んでいる。世界各国の人々が再び日本を訪れるようになった際には最大限の利便性を備えた状態で迎えられるよう、きらぼし銀行をはじめとする各設置場所と連携して準備を進めている」と記した。
きらぼし銀行本店の自動外貨両替機「SMART EXCHANGE」機能概要は下記の通り。
【 操作 】タッチパネル式
【対応言語】日本語・英語・中国語・韓国語・ドイツ語など10カ国
【対応通貨】12種類(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、シンガポールドル、中国人民元、香港ドル、韓国ウォン、台湾ドル、タイバーツ、マレーシアリンギット、インドネシアルピア)
【全額両替】紙幣と通貨で端数金額対応
【取扱金額】1回当たり日本円換算10万円まで
【両替手数料】通貨の種類、為替レートにより変動