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日本ペイントHD、Wuthelamグループ傘下に、アジア合弁事業の持分追加取得

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日本ペイントホールディングスは2020年8月21日開いた取締役会で、約60年間にわたり提携関係にある香港、シンガポールを拠点とする投資会社Wuthelamグループとのタイ、マレーシア、中国などアジア各国での合弁事業及びWuthelamグループが持分の99.9%を保有し運営するインドネシア事業について、Wuthelamグループが保有する持分を取得し、対象事業の持分の概ね100%を取得することに関して、Wuthelamグループとの間でTransaction Agreement(事業譲渡契約)を締結することを決議し、同日付で契約を締結した。同日発表した。

また、同取締役会で、WuthelamグループのNIPSEA INTERNATIONAL LIMITED(NIL社)及び Fraser HK Limited(Fraser)を割当先とした第三者割当による日本ペイントホールディングスの新株式の発行を行うことを決議した。割当先は、Wuthelamグループの意向等を踏まえ合意したという。これにより、Wuthelamグループの日本ペイントホールディングス株式の持ち分は39.54%から58.69%に上昇し、日本ペイントホールディングスはWuthelamグループの子会社となる。

事業取得の実行日2021年1月1日を予定する。

日本ペイントホールディングスは「今後もアジア地域は人口増加や経済成長に伴い確実な塗料需要の増大が見込める市場であり、市場規模及び成長率の観点から重要性が一層高まっているため、本件対象合弁事業の持分の概ね100%を取得する」と説明した。

取得費用は、総額1兆2,851億3,900万円。インドネシア事業の取得対価の一部1,000億円を現金で支払い、残りの1兆1,851億3,900万円は、 NIL社及びFraser社から譲渡代金支払請求権を出資目的とする現物出資を受けることとし、第三者割当による新株発行を行う。現物出資に伴い、譲渡代金支払請求権は消滅する予定。

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