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JR東シンガポールOne&Co、フィジタルオフィス「IDOVATAR」実証実験開始

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東日本旅客鉄道株式会社シンガポール事務所がシンガポールで展開するコワーキングスペースOne & Coは、フィジタル(Physical+Digital=Phygital)オフィス構想「IDOVATAR(イドバタ―)」の実証実験を開始する。2020年9月中のβ版公開を目指す。シンガポール国立大学(NUS)Research Associateの川内見作氏が監修する。2020年8月18日発表した。

「IDOVATAR」は3D空間上で複数人でのリアルタイム音声対話が可能なビジネスプラットフォームで、在宅勤務が一般的になるなかでの同僚らとの井戸端会議を活性化させ、セレンディピティ(偶然で幸運な発見)創出を目指す。

One&Coのフィジタルオフィス構想「IDOVATAR」β版 PC画面イメージ

NUSの川内氏は、「オンライン上で社員同士顔を合わせて話すことで、現実の『職場』という場がなくても『働く空間』が成立する。しかし、既存のサービスでは、会話をすることが前提であり、作業中に無言でいられる状況を作れない。IDOVATARは、コミュニケーション手段として音声通話を用いるが、キャラクタの位置関係により周辺に伝わる音量が変わる。また、会話している場所や人、その位置関係から声が聞こえなくても雰囲気を共有できる。オフラインの『働く空間』と同様の空間を演出できることが特徴である。また、オンラインサービスであるため、世界中の仲間と1つの空間で仲間の存在を可視化できる。仲間と物理的距離に拘束されない『働く空間』を提供したい」とコメントした。

井戸端会議機能、URLに紐付く空間作成機能、入室アカウント制限機能、入退出管理機能のほか、各ユーザーの画面を周辺メンバーに共有する画面共有機能や、一時的に他人から声をかけて欲しくない状態を可視化するDo Not Disturb機能などを実装する。

実証実験は、主にOne & Co入居企業を対象に行われる。

IDOVATARの展開スケジュールは下記の通り。

◇8月下旬:基本技術の確立
・シンプルな3Dモデルを活用し、距離に応じた音声リアルタイム通信技術の基本実装
・WebGLによる3DレンダリングおよびWebSocket同時接続によるブラウザの動作検証

◇9月初旬:オンライン上でのセレンディピティ創出に向けた実験と検証
・自然な音声コミュニケーション実現のための3D空間MVPとして実験と検証
・よりリアルに近いバーチャル空間3Dモデルの実現に向けたチューニング

◇9月中:限定β版公開
・β版をOne&Coメンバーやパートナー限定で提供開始

◇10月以降:正式公開に向けた機能拡張
・企業向けに利用可能な形で公開するための機能実装

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