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シンガポール政府観光局、アリババグループと中国人旅行者の誘客でMOU締結

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シンガポール政府観光局(STB)は2019年4月16日、中国・電子商取引(EC)大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)と中国人旅行者のシンガポールへの誘客事業で覚書(MOU)を締結したと発表した。今年後半から3年間実施する「Passion Made Possible Privileges」キャンペーンの一環で、到着前の調査から到着後のサービス提供、出発後のエンゲージメントまでを通して、中国人旅行者によるシンガポールでのショッピング、食事、ホテル、観光、イベント、娯楽などでの支出を促進していく。

具体的には、共同でマーケティングキャンペーンやコンテンツ開発を実施する。既に中国では、90年代生まれ以降の世代をターゲットに、アリババのエンターテイメント関連製品・作品中の目的地で体験の幅を広げることを促す方法を模索しており、今後は小売店、アトラクション、ホテルなどの主要観光施設と協力してデジタルソリューションの作成及び導入を検討するなど、アリババグループのリソースを最大限活用して目的地シンガポールへと誘っていく。

また、Alipay、Fliggy、Youku、Damai、Alibaba Cloudなどアリババが提供するサービスや収集したデータを通じて、中国人シンガポール旅行者の消費行動傾向を分析するとともに、よりシームレスでスマートな観光体験を創出する。

両社は2017年9月にオンライン・モバイル決済でMOUを締結しており、これが成功したことから協力関係を拡大したとしている。

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