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シンガポール警察部、電子メール等によるフィッシング詐欺増加で注意喚起

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シンガポール警察部(SPF)は2020年7月3日、電子メールやテキストメッセージによるフィッシング詐欺事件が増加を続けているとして注意喚起を行った。2020年1月以降250件以上報告されているという。

銀行、政府機関、NTUC、SingPost、StarHub、Netflix、PayPalなどを装い、 ▽宅配便の支払い ▽各種サービスの中止を回避するためのアカウント確認 ▽払い戻しやプロモーションを利用するための詳細情報の提供――などを要求するメールが届き、URLをクリックすると、詐欺的なWebサイトにリダイレクトされ、クレジット/デビットカードの詳細やワンタイムパスワード(OTP)を提供するよう求める手口で、被害者の多くは、クレジット/デビットカードが不正使用されていることを確認した時に、詐欺被害に遭ったことに気づくという。

Singpostを装い偽のWebサイトに誘導するフィッシングSMSのスクリーンショット ※提供・シンガポール警察部


 

Netflixを装うフィッシングメールのスクリーンショット ※提供・シンガポール警察部

SPFは、「不審な電子メールやテキストメッセージのURLリンクをクリックしない」「公式ウェブサイトで情報の信頼性を確認」「インターネットバンキングの詳細とOTPを誰にも開示しない」「クレジットカード/デビットカードの不正使用を銀行に報告し、直ちにカードをキャンセルする」よう呼び掛けている。

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