フィットネスウェアラブルデバイス事業のフィットビット(米国・カリフォルニア州)は、COVID-19パンデミックが人々の健康に与えた影響について、世界中のユーザーの匿名データを比較・分析し、結果を公表した。2020年6月8日発表した。
それによると、▽安静時の心拍数が改善(低下)。若い世代で顕著 ▽歩数は低下傾向 ▽睡眠時間は増加 ▽就寝時間のブレは低下 ▽相乗効果あり。複数のよりよい行動をとったユーザーには、さらに高い改善効果――など、地域を超えていくつかの傾向が見られたという。
2020年1月と4月を比較すると、シンガポールでは、安静時の心拍数については男性・女性ともに全世代で1回以上低下と大幅に改善した。
アクティブな心拍ゾーンと歩数については、歩数は2,000歩以上減少した。アクティブな心拍ゾーンは5分未満減少した。
睡眠時間と就寝時間については、睡眠時間が15分以上伸び、就寝時間のブレは約8分小さくなった。
フィットビットは「ジムやスタジオも閉鎖している中で、一日中家にいると、当然運動不足になる。一方、適度な運動は免疫機能の向上のために重要である。座り仕事が多い人は、立ち上がり家の中を歩いたり、足踏みを行ったり、ストレッチを行うこともよい」と推奨している。