ネットワンシステムズは2019年4月17日、資本提携するシンガポールのAsiasoft Solutions Pte.Ltd.に追加出資し、株式の過半数を取得して連結子会社化したと発表した。ASEANにおけるグループの戦略子会社と位置づけ、Asiasoft Solutions社は社名をNet One Asia Pte.Ltd.に変更する。
ASEAN地域に進出する日系企業において、クラウド基盤整備や現地工場のスマートファクトリー化などの需要が拡大し、日本側でのグランドデザイン作成とASEAN側での構築・保守・運用の双方が求められていると言い、ネットワンシステムズはNet One Asia社と連携し、高品質なICT基盤を提供していくとしている。
また、ASEANの現地企業に向けては、Net One Asia社はネットワンシステムズのICT利活用ノウハウ全てが提供可能になったことで、働き方改革やマルチクラウドの導入・運用等の支援に注力していくとしている。
旧Asiasoft Solutions社は2008年設立。ASEAN地域を対象に事業展開するICT基盤のインテグレータで、現在シンガポール、マレーシア、インドネシアに拠点を置く。2017年度の売上高は1,400万シンガポールドル(約11億5,760万円)、従業員は約100人。ネットワンシステムズは、ASEANビジネスの立ち上げを目的に、2016年9月に資本提携し、協業を拡大してきた。