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三菱HCキャピタル、ASEAN子会社再編、「本社の直接的なガバナンス体制に」

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三菱HCキャピタルは2023年10月2日、ASEAN地域子会社であるMitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte.Ltd.より、Mitsubishi HC Capital Asia Pacific社の子会社2社(MHC Management(Thailand)Co.,Ltd./Mitsubishi HC Capital Malaysia Sdn.Bhd.)および孫会社1社(Mitsubishi HC Capital (Thailand) Co.,Ltd.)の株式を取得、子会社化することを決めた。2023年12月末までに完了する予定。ASEAN地域におけるグループ内の資本関係を整理することで、ガバナンス体制を強化するとともに事業運営の合理化・効率化を図る。

◇Mitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte.Ltd.
【 所在地 】111 Somerset Road., #14-05, Singapore 238164
【 代表者 】Managing Director Yasuo Mizutani
【  事業内容 】リース業および金融業
【 資本金 】1億2,640万シンガポールドル
【設立年月日】1994年1月18日
【 大株主 】三菱HCキャピタル100%

◇MHC Management(Thailand)Co.,Ltd.
【 所在地 】17th floor, CRC Tower, All Seasons Complex, 87/2 Wireless Road, Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330, Thailand
【 代表者 】Managing Director Taro Hasegawa
【  事業内容 】子会社への出資およびコンサルティング業務
【 資本金 】200万タイバーツ
【設立年月日】2008年5月29日
【 大株主 】Mitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte.Ltd. 49%、MHCB Consulting(Thailand)Co.,Ltd. 17%、SBCS Co.,Ltd. 17%、Bangkok Chayoratn Co.,Ltd. 12.1%、MUFG Holding(Thailand)Co.,Ltd. 4.9%

◇Mitsubishi HC Capital(Thailand)Co., Ltd.
【 所在地 】17th floor, CRC Tower, All Seasons Complex, 87/2 Wireless Road, Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330, Thailand
【 代表者 】Managing Director Taro Hasegawa
【  事業内容 】リース業および金融業
【 資本金 】11億タイバーツ
【設立年月日】2008年6月25日
【 大株主 】MHC Management(Thailand)Co.,Ltd. 51%、Mitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte.Ltd. 49%

◇Mitsubishi HC Capital Malaysia Sdn.Bhd.
【 所在地 】Level D-29-3A, Menara SUEZCAP 1, KL Gateway, No.2 Jalan Kerinchi, Gerbang Kerinchi Lestari, 59200, Kuala Lumpur, Malaysia
【 代表者 】Managing Director Lee Boon Cheng
【  事業内容 】リース業および金融業
【 資本金 】6,500万マレーシアリンギット
【設立年月日】1983年5月21日
【 大株主 】Mitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte.Ltd. 100%

三菱HCキャピタルは、Mitsubishi HC Capital Asia Pacific社の取締役会決議後、株式譲渡価格相当額の臨時配当金を原資に、対象会社の株式を取得する。株式譲渡は、各社の取締役会決議、取引金融機関の承諾、加えてMitsubishi HC Capital Malaysia社については関係局からの許認可を前提とする。

グループの業績に与える影響は軽微という。

三菱HCキャピタルの担当者はシンガポール新聞の取材に答え、「Mitsubishi HC Capital Asia Pacific社が保有する3社の株式のすべてを取得する。今回の取組は、レポートラインの単層化ならびに本社である三菱HCキャピタルと対象となるグループ会社とのコミュニケーションの円滑化・効率化による本社のASEAN地域本部の直接的なガバナンス体制の構築が目的である。株式譲渡後、Mitsubishi HC Capital Asia Pacific社の子会社数は1社になる」と補足した。

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