米ラスベガス・サンズは2020年５月13日、日本での統合型リゾート（IR）開発見送ることを明らかにした。シェルドン・G・アデルソン会長兼CEOは「統合型リゾート施設開発によって日本はビジネス及びレジャー観光市場からの恩恵を享受するだろうと思う。しかし、日本におけるIR開発の枠組みでは私たちの目標達成は困難であると思われる。私たちは今後、日本以外での成長機会に注力する予定だ」と述べたという。
また、「現在、当社はマカオとシンガポールで非常に大きな投資プログラムを実行し、既存のポートフォリオから有機的な成長を新たに生み出そうとしている。ラスベガス、マカオ、そしてシンガポールで当社が先駆者として開発して成長を遂げたMICEを中心とする統合型リゾートモデルは、アジア諸国が経済成長の原動力としてビジネス及びレジャー観光産業を強化することを検討している場合、今後もベストプラクティスとして参考にされると考えている」と続けたという。
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