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JNTO推計、20年3月の訪日シンガポール人数は前年比9割減、COVID-19影響

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日本政府観光局(JNTO)は2020年4月15日、2020年3月の訪日外国人数(推計値)を発表した。訪日シンガポール人数は前年同月比3万8,587人(88.3%)減の5,100人で、2カ月連続で前年実績を下回った。

JNTOは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、2月7日以降、シンガポール政府による感染症警戒レベルの引き上げ、日本への不要不急の渡航自粛要請、海外滞在者に対するシンガポールへの入国規制に加え、3月28日から日本における検疫強化、査証の無効化等の対象となったこと等が影響したと分析している。

周辺国では、マレーシア人は前年同月比4万7,315人(93.5%)減の3,300人だった。COVID-19の拡大により、3月5日以降、マレーシアにおいて、日本を含む国・地域への渡航延期勧告、出国禁止を含む活動制限令等が発令されたことに加えて、3月28日から日本における検疫強化、査証の無効化等の対象となったこと等が影響したと分析している。

インドネシア人は前年同月比47,315人(81.3%)減の7,400 人だった。COVID-19の拡大により、3月3日以降、インドネシアにおいて、日本への渡航警戒レベルの引き上げ等があったこと、3月28日から日本における検疫強化、査証の無効化等の対象となったこと等が影響したと分析している。

訪日外国人数全体は前年同月比256万6,436人(93%)減の19万3,700人で、6カ月連続で前年同月実績を下回った。COVID-19の拡大により、多くの国が海外渡航制限や外出禁止等の措置が取ったこと、また、日本においても検疫強化や査証の無効化等の措置が取られたこと等が影響し、20市場全てで前年同月を大幅に下回った。

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