茂木敏充外相とシンガポールのビビアン・バラクリシュナン(Vivian Balakrishnan)外相は2020年4月2日午後3時頃から約30分間、電話会談を行った。
外務省(日本)の発表によると、両外相は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡大している現状を踏まえ、それぞれの国の状況や感染拡大防止対策について意見交換を行い、感染拡大防止のために、両国間やASEANの枠組を通じて緊密に連携していくことで一致した。
特に,両外相は、(1)教訓・知見の国際社会での共有(2)水際対策における関係国間での連携(3)治療薬やワクチンの開発における官民の取組強化・国際協力(4)各国に在留している国民の安全確保、人・モノの移動について、必要最低限の輸送手段の確保に向けた協議――の4点について認識を共有した。
また、茂木外相は、世界知的所有権機関(WIPO)事務局長選挙でシンガポールのタン知的財産権庁長官の当選に祝意を伝えた。両外相は同機関における両国の連携を確認した。