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シンガポール保健省、中国渡航歴・感染者との接触ない国民への感染を確認

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シンガポール保健省(MOH)は2020年2月6日、新たに2人の武漢コロナウイルス(2019-nCoV)の感染者を確認したと発表した。このうち1人は、中国大陸への渡航歴はなく、しかもこれまで確認された患者との接触もなかった。MOHでは感染経路の特定を急いでいる。

29人目として確認されたのは、中国大陸への最近の渡航歴がない41歳のシンガポール市民男性。男性は、1月28日に発熱し、翌29日一般開業医(GP)クリニックを訪れ、翌30日に別のGPクリニックを訪れた後、2月3日にマウントエリザベスノベナ(MEN)病院に入院した。5日午後11時頃に2019-nCov感染が確認された。NCIDに移送され、隔離室に収容されている。

30人目は、中国大陸への最近の渡航歴がない27歳のシンガポール市民男性。男性は1月20~22日にグランドハイアットシンガポールでのプライベートビジネス会議に出席した。同会議には、湖北省を含む中国からの参加者がおり、既に参加したマレーシア人、韓国人への感染も確認されている。男性は2月6日午後2時頃に2019-nCoV感染が確認された。現在、男性はNCIDの隔離室に収容されている。

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