商船三井は2019年10月10日、所有するコンテナ船での海難事故を想定した緊急対応訓練を実施した。シンガポールの船舶管理会社MOL Ship Management (Singapore) Pte.Ltd.と用船者として日系コンテナ船事業運営会社Ocean Network Express Pte.Ltd.(ONE社)も参加した。
訓練は、商船三井が所有するコンテナ船が、名古屋港に向けて中部国際空港沖を航行中に甲板上火災が発生、甲板上のコンテナ7個が船外に落下し、コンテナから有色液体が海上へ流出したと想定して行われた。
事故発生から記者会見に至るまでの過程を通して、緊急時に行うべき報告・連絡等のプロセスと、本船、船舶管理会社、傭船者(ONE)、関係部署及び重大海難対策本部間における連携と情報共有が円滑に実践できるかを確認した。