シンガポールのバンカータンカー船社Sinanju Tankers Holdings Pte Ltd(シナンジュ社)は2019年8月16日、タンカー運営部門シナンジュ・ロジスティクスサービスが7月25日にExxon Mobil Asia Pacific Pte Ltd.(ExxonMobil社)と2年間の定期用船契約を締結したと発表した。
シンガポールとシナンジュ社にとって初めての主に液化天然ガス(LNG)を燃料とするバンカータンカーで、55m3LNG燃料タンクを装備する。間もなく「マリンヴィッキー」と命名されるという。
ExxonMobil社は、2020年第1四半期から運用し、シンガポール港に停泊する外航船に低硫黄船舶用燃料を供給する。
シナンジュ社のJu Kai Mengマネージングディレクターは、「私たちは、このLNGを搭載したバンカータンカーの実践的な運用能力構築に焦点を当てていく。収集した貴重な経験は、2021年に着手するLNG燃料のShip to Shipによる供給に向けての準備の強力な基盤となる」とコメントした。
シナンジュ社のバンカータンカー船隊は13隻となる。
マリンヴィッキーの主要目は下記の通り。
【 全長 】102.8m
【 幅 】19.0m
【 深さ 】10.0m
【重量トン】7,990トン
【船種】さまざまな等級の海洋燃料を運搬するバンカータンカー
【船籍】シンガポール
【船級】ビューローベリタス
【主機関】LNGとMGO(マリンガスオイル)の二元燃料
【造船所】ケッペル南通造船所
【設計】SeaTech Solutions International