シンガポールOCBC銀行と国立公園委員会(NParks)は2019年7月20日、200種以上のフタバガキの木2,000本以上を収容する東南アジア初のハイテク樹木園「OCBC樹木園」の計画を発表した。
モノのインターネット(IoT)システムを植物園でも展開し、成長する木とその環境をリモートで継続的に監視する。樹木学者や環境学者がフタバガキの木の健全な成長に必要な条件を理解するのに役立つといい、世界クラスの植物園と一流の研究、保護施設として役割を果たすことで、シンガポールを含む東南アジア地域での熱帯林の回復を後押しする。
熱帯林保全のためのナレッジセンター「OCBC樹木園@Forest Discovery Center」にも資金を提供する。
ガーデンシティ基金議長のレオ・タン教授は、「収集されたデータは、地域での緑の管理をガイドすることになる。ツリー管理シナリオを分析することにより、樹医のタイムリーな介入能力が向上する。OCBCによる支援が研究を促進し、動植物を保護の取り組みに参加する多くの組織を刺激することを願っている」とコメントした。