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IHI、CO₂と水素を原料としたSAFの試験装置による合成に成功

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IHIは2026年1月9日、CO2と水素を原料とした持続可能な航空燃料(SAF)を試験装置規模で合成することに成功したと発表した。合成したSAFは、世界的な航空燃料評価機関である米国ワシントン州立大学で評価を受けた結果、航空機用代替ジェット燃料として、良好な特性を持っていることが確認された。

IHIは、2022年より、シンガポール科学技術研究庁傘下の研究機関ISCE²(Institute of Sustainability for Chemicals, Energy and Environment)と共同で、CO2と水素からSAFの原料である液体炭化水素を直接合成する触媒の開発を開始し、これまでのラボ試験で触媒が世界トップレベルの性能であることを確認している。

2025年9月からは、ISCE²内に設置した試験装置を用いて液体炭化水素の合成試験を実施した。合成試験で得られた液体炭化水素に改質処理を施したサンプルは、ワシントン州立大学で特性評価が行われ、航空機用代替ジェット燃料として優れた特性と評価された。ワシントン州立大学バイオプロダクト科学・工学研究所のジョシュア・ヘイン所長は、「IHIの新しい燃料サンプルは、初期段階のSAF候補に求められるすべての試験特性を満たし、またはそれを上回った。特に炭化水素組成と、粘性に代表される低温流動特性が良好だった」と評した。

IHIは、「IHIが合成したSAFが、飛行中の寒冷環境での運用に必要な基準を十分に満たし、燃料の密度や燃費特性においても優れていることを示している。CO2と水素を炭化水素に直接変換する新合成法の商用化に向け、ASTM認証取得への重要な一歩となった」としている。

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