デンカは、ペガサス・テック・ベンチャーズと共同で運営するCVCファンドを通じて、ウェアラブル電子聴診器を開発するスタートアップ企業Aevice Health Pte Ltd.(本社:シンガポール)へ出資した。2025年1月15日発表した。出資額及び出資後の持株比率は非公表。
発表によると、Aevice Health社は、慢性の呼吸器疾患である喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の疾患管理方法の改善を目指すデジタルヘルス企業で、呼吸の異常音、呼吸数、心拍数を精密に分析する独自のスマートウェアラブル電子聴診器「AeviceMD」を用いたリモートモニタリングプラットフォームを開発し、現在シンガポールと米国で事業を展開している。
デンカは今回の出資を通じて、強みとする感染性呼吸器疾患や免疫学に関する技術や知見と、Aevice Health社が持つ呼吸器疾患に関するAI技術や電子聴診器技術を融合させることを目指す。また、呼吸器疾患や関連疾患領域における新たなAI技術の共同研究開発にも取り組むとしている。
◇Aevice Health Pte Ltd.
【本社所在地】18 Howard Road, #06-11, Novelty, BizCentre, Singapore
【 CEO 】Adrian Ang
【 事業概要 】ウェアラブル聴診器および遠隔モニタリングプラットフォームによる疾患管理サービス