日本政策金融公庫(日本公庫)中小企業事業は2024年11月27日、シンガポールに本店を置くDBS Bank Ltd.と「スタンドバイ・クレジット制度」にかかる業務提携契約を締結した。
「スタンドバイ・クレジット制度」は、日本公庫が提携金融機関に対して債務保証のための信用状を発行することで、日本国内中小企業者の海外現地法人の現地流通通貨建て資金調達の円滑化をサポートする制度。今回の提携はシンガポールのほか、中国、香港、インド、インドネシア、台湾を対象とし、DBS Bank Ltd.の現地子会社のDBS Bank(China)Limited、DBS Bank(Hong Kong)Limited、DBS Bank(India)Limited、PT Bank DBS Indonesia、DBS Bank(Taiwan)Limitedが貸付を行う。
日本公庫は、「DBS銀行がアジア全域に持つネットワークを活用することで、取引先現地法人のアジアでの資金調達等をよりきめ細かく支援することが可能となる」としている。
◇DBS Bank Ltd.
【 設立 】1968年
【従業員数】約4万人
【貸付残高】4,161億SGD/約44.7兆円
【 総資産 】7,393億SGD/約79.5兆円
※(DBS Group Holding Ltd.としての開示残高。2023年12月末日時点、為替レート 107.48円/SGD)
【対象国・地域内店舗数】中国34店舗、香港45店舗、インド約500店舗、インドネシア30店舗、シンガポール26店舗、台湾73店舗