鹿島建設は2024年5月30日、シンガポールの自社ビル「The GEAR」(Kajima Lab for Global Engineering, Architecture & Real Estate)がWELL Building Standard(TM)(WELL認証)の最高ランク『プラチナ』を取得した、と発表した。
WELL認証は、米国IWBI(International WELL Building Institute)が運営を担う国際的な環境評価システムで、建物とその室内環境や運用において人の健康とウェルビーイングに影響を与える10項目(空気、水、食物、光、運動、温熱快適性、音、材料、こころ、コミュニティ)を評価して、そのレベルに応じてプラチナ、ゴールド、シルバーの認証を付与している。シンガポールにおける『プラチナ』の取得は2件目で、新築建物では初という。
「The GEAR」は、光や音、温熱環境に配慮したファサード設計、放射パネルとダクトレス空調を併用した省エネかつ快適性の高い空調システムの導入、AIを用いた人流解析による効率的な空調と照明制御、太陽光発電と屋上緑化の融合、雨水利用など、省エネや環境負荷の軽減に寄与する最新の技術を実装している。