みずほフィナンシャルグループは、シンガポールのClimate Impact X Pte.Ltd（CEO：Mikkel Larsen、CIX）へ出資することで合意した。投資専門子会社のみずほイノベーション・フロンティア（MHIF）を通じて実施する。2023年11月28日発表した。
Climate Impact X社は、Temasekの脱炭素投資専門子会社であるGenZero、DBS Bank、SGX Group、Standard Charteredの４社により設立されたカーボンクレジットのマーケットプレイス・オークション・取引所事業者で、今回の出資金は日本市場での事業拡大やCIXプラットフォーム強化に活用される。日系企業が信頼性の高いカーボンクレジットにアクセス出来る環境を提供することを目指す。
みずほフィナンシャルグループの木原正裕CEOは「カーボンクレジットは、気候変動プロジェクトに資金を供給するメカニズムであり、その活用により社会全体での脱炭素化が推進される。今後、自社バリューチェーン外での脱炭素への貢献に加え、大気中のCO2除去を実現する技術と投資家をつなぎ社会実装を促進するためにも、ますますカーボンクレジットの重要性は高まると考えている」とコメントした。
◇Climate Impact X Pte.Ltd
【 本社 】シンガポール
【代表者】Mikkel Larsen
【 設立 】2021 年
【 事業 】カーボンクレジットのマーケットプレイス・オークション・取引所の運営