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I&CO Tokyo、琉球泡盛「古酒」2銘柄のボトルデザインを海外市場向けに刷新

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I&CO Tokyo(東京都渋谷区)は2023年11月2日、沖縄県酒造協同組合および比嘉酒造(沖縄県中頭郡読谷村)の琉球泡盛2銘柄のボトルデザインを海外市場向けに刷新すると発表した。海外専用の統一感のあるボトルデザインでの販売を開始し、泡盛を日本酒やジャパニーズウイスキーに続く世界的なお酒として位置付けることを目指す。熟成年によって価値が高まる「古酒」のプレミアムラインでの海外展開を後押しする。

「琉球泡盛」は日本最古の蒸留酒で、手作業による一連の技術をもって造られ、風土に応じて発展し、自然や気候と深く結び付きながら伝承されてきた。文化庁が、日本酒や焼酎とともに日本の「伝統的酒造り」としてユネスコの無形文化遺産にも提案している。ただ、日本酒やジャパニーズウイスキーのような世界的な認知を獲得するには至っておらず、海外市場での販売に課題があった。

そうした中で、I&CO Tokyoは沖縄県酒造協同組合が製造する「海乃邦(うみのくに)」と比嘉酒造が製造する「残波(ざんぱ)」の海外専用のボトルデザインを監修した。

沖縄県酒造協同組合の大城勤・代表理事長は「この度の共同事業を通して、初めて、シンガポールへの輸出の機会を得られたことを大変うれしく思う。海外での泡盛の認知度が少しでも深まり、輸出の拡大に繋がればと考えている」とコメントした。

比嘉酒造の比嘉兼作・代表取締役は「当社は泡盛をグローバルステージへ上げる為、ASEAN諸国を牽引するシンガポール市場にチャレンジする機会を窺ってきた。この度、沖縄県及びI&CO Tokyo社の助力により、念願が叶った。この機会を足がかりとして、泡盛が世界から注目、そして泡盛の生まれ育った『沖縄』が素晴らしい酒が造られる地域として世界から注目してもらえるよう邁進していく」とコメントした。

海外専用デザインの「残波」「海乃邦」は、シンガポールのディストリビューターおよび飲食店向けに、11月下旬より販売を開始する。販売開始に先立ち、11月6日(月)、7日(火)にシンガポールで開催されるアジアの飲料およびBARシーンの最新トレンドと新製品が一堂に会する飲料業界イベント「BAR CONVENT SINGAPORE 2023」に出展する。

◇BAR CONVENT SINGAPORE 2023
【日時】2023年11月6日(月)、7日(火)
【会場】Pasir Panjang Power Station​​

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