デジタル経済 進出・出資・撤退

SBI HD、法定通貨による暗号資産売買決済インフラ提供の米Transak社に出資

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SBIホールディングスは、グループが運営するSBI‐Sygnum‐Azimut Digital Asset Opportunity Fund(所在地:シンガポール)を通じて、分散型アプリケーション開発事業者向けに法定通貨から暗号資産の購入・売却を可能にする決済インフラを提供するTransak Inc.(本社:米国、創業者兼最高経営責任者:Sami Start)へ出資することに合意した。2023年5月31日発表した。出資額、出資後の持ち株比率は非開示。

Transak社は2019年創業。発表によると、2020年より、分散型アプリケーション開発事業者向けに法定通貨による暗号資産の売買に係る決済インフラの提供を開始した。現在、米国、英国、EUを中心に世界各地で導入されており、総取引量は業界トップクラスという。

Transak社の決済インフラは開発事業者のアプリケーションに2-3営業日で実装できることから開発事業者に選好されている。

エンドユーザーからも効率化されたオンボーディングプロセス(口座開設、本人確認、ウォレット接続など)、更にはクレジットカードに加え、米国などで即時ローカル決済が可能なTransak社の決済インフラを利用したアプリケーションが選好されているという。

SBI‐Sygnum‐Azimut Digital Asset Opportunity Fundは、SBIホールディングスの子会社であるSBI Ven Capital Pte.Ltd.(本社:シンガポール、代表:林 良輔)とSygnum銀行グループのSygnum Pte.Ltd.(本社:シンガポール、代表:Gerald Goh)が共同で運用を行い、東南アジアと欧州でベンチャー投資を行っている。

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