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SBI VCトレード・Oasys社、トークンとネットワークの日本国内普及で提携

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SBI VCトレード(東京都港区)は、シンガポールのOasys Pte.Ltd.(代表:松原 亮)と業務提携し、Oasys社が発行するトークン「オアシス(OAS)」と、「Oasysネットワーク」の日本国内の普及に向けて取り組むことで合意した。2023年3月24日発表した。

Oasys社は2022年2月発足したブロックチェーンプロジェクトで、「Blockchain for Games」を掲げ、独自のゲーム特化型ブロックチェーンを開発・運用している。

Oasys社の最大の特徴は、高速な処理速度とユーザー負担のガス代の無料化で、立ち上げ当初から現在に至るまで、国内外の主要なゲーム会社や大手通信会社がプロジェクトに参画し、Web3の社会実装を支える主要なネットワークとして期待されているという。

今回の提携で、SBI VCトレードはSBI Web3ウォレットのOasysネットワークへの対応を予定する。ユーザーの暗号資産と日本円の自動交換が可能になり、ブロックチェーンゲーム内のアイテムNFTの購入などにあたって暗号資産を都度購入する必要がなくなるなど、UXの向上に繋がるとしている。

また、ウォレット対応にとどまらず、日本暗号資産取引業協会の承認を前提としたOASトークンの取扱いに向けた取り組みや、NFTマーケットプレイスであるSBINFT Marketでの対応、国際的マーケットメイカーであるB2C2での流動性提供など、SBIグループ各社との連携なども推進するとしている。

Oasys社の森山 大器Directorは、「ブロックチェーンゲームのマスアダプションのためには強力なエコシステムパートナーの存在が不可欠であり、今回の提携を皮切りとしてSBIグループとの複合的な連携を検討していく」とコメントした。

SBI VCトレードの近藤 智彦常務取締役は、「国内唯一のオンチェーンNFT取引が可能なカストディアルウォレットである『SBI Web3ウォレット』の活用が、Oasys社が目指すブロックチェーンゲームのマスアダプションに貢献できるものと確信している。Oasysネットワークの参画企業とも連携し、ブロックチェーンゲームの利用者拡大を通じてGameFi、ひいてはWeb3の発展に寄与していく」とコメントした。

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