横浜ゴムのシンガポールの子会社Yokohama Rubber Singapore Pte.Ltd.（YRS社）は2022年12月、天然ゴムサプライヤーのRubber Services Singapore 1877（RSS1877社）と共同でインドネシア・北スマトラ州シボルガの地域コミュニティの92世帯に衣類など約200kgを寄付した。YRSが同取り組みに参画するのは初めて。2023年３月30日発表した。
同取り組みは、天然ゴム生産地のひとつであるシボルガの地域コミュニティの生活環境向上を目的とするもので、YRS社とRSS1877社のスタッフが中古や未使用の衣類、カーテンなどを集めて寄付した。スタッフおよび地域の人々の循環型経済に対する意識向上に役立ったほか、地域コミュニティとの連携を深めることに繋がったという。
寄付された衣類を受け取る地域コミュニティ
横浜ゴムは、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム（Global Platform for Sustainable Natural Rubber、GPSNR）に創設メンバーとして参画するとともに、2021年には従来の「持続可能な天然ゴムの調達方針」を改定し、GPSNRの活動との連携を強化した。同方針には、GPSNRがフレームワークに掲げる「コミュニティの生計支援（Commitment to Community Livelihoods）」を取り入れ、「地域コミュニティとの共存共栄」に取り組んでいる。