サッカー・シンガポール代表(Lions)は2019年6月8日、ナショナル・スタジアムでソロモン諸島と対戦、熱戦の末4-3で逆転勝ちし、5月末に就任した吉田達磨監督は白星発進した。
午後7時45分のキックオフ。FIFA世界ランキング160位のシンガポールは、同139位のソロモン諸島を相手に序盤は押し気味に試合を進めた。前半4分、Faris Ramli選手(FW)がヘディングを決め先制した。
前半を1-0で折り返した。しかし、前半終盤から後半序盤にかけては押され気味で、見せ場を作れない展開が続いた。そのなかで後半3分、同13分に続けて失点し逆転を許した。
ピッチが熱気を帯びてきた中で、同23分にShahdan Sulaiman選手(MF)がゴールを決め同点に追いつくも、同30分に失点し突き放された。しかし、その2分後の同32分にGabriel Quak選手(FW)がゴールを決め、再び追いついた。
そして、試合終了間際、同41分にキャプテンのHariss Harun選手(MF)が決勝点を決めた。
試合後記者会見した吉田監督は「選手たちは私のコンセプトを理解してくれていたし、プレーは良かった。6、7点の試合だった。10点満点のチームというのは世界中どこにもないが、課題をあげると予想外のことが起きたと時に慌ててしまうことがある。ビデオを分析して、改善していきたい」と語った。