JTBは2019年5月22日、シンガポールからの訪日旅行に関する調査研究結果(旅ナカ編)を発表した。日本到着後情報収集に利用したサイトは①Tripadvisor(58.4%) ②google search(45.2%) ③Japan Guide.com(38.7%)④Facebook(35.8%)⑤Lonely Planet(33.2%)――で、旅マエとの順位変動はなかった。「Facebook」は比較的若い層の男性に人気が高く、20~40代男性にフォーカスすると「Tripadvisor」に次ぐ2番人気になっている。30代女性にフォーカスすると「Lonely Planet」が48.6%と他世代に比べ高くなっている。
日本到着後の宿泊施設予約方法
①「パソコンやタブレットから宿泊した施設のサイトで予約した」(30.8%) ②「インターネットのサイト等で調べて宿泊施設に電話で予約した」(26.9%) ③「宿泊した施設のカウンターで直接申し込んだ」/「パソコンやタブレットから旅行会社のサイトや宿泊予約サイトなどで予約した」(いずれも23.1%) ⑤「パンフレット等を見て宿泊施設に電話で予約した」/訪問地の観光案内所で予約した/日本の旅行会社などのカウンターで予約した/携帯電話やスマートフォンから宿泊した施設のサイトで予約した(いずれも19.2%)――が上位となっている。「オンライン」の割合が高いものの、「電話」や「直接」も一定の割合が占めている。「誰かに依頼」する傾向は低いようである。
また、利用した予約サイト上位は①Expedia(23.1%) ②Zuji/Agoda(いずれも19.2%) ④Booking.com/Hotels.com(15.4%)――で、旅マエで独占的首位だったAgodaはExpediaに及ばなかった。
日本到着後の着地型旅行商品予約(旅行会社/サイト)
全体では「宿泊施設の係に依頼」が24.4%でトップ。女性FITは「訪問地の観光案内所での直接予約(26.7%)」、男性FITは「宿泊施設の係に依頼(35.0%)」の割合が高かった。
調査は2017年12月にWEBアンケート調査により、2年以内に訪日経験がある20歳以上男女を対象に行った。