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リアルテックF、シンガポールのフードテックベンチャーBali Grove社に出資

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リアルテックホールディングス(東京都墨田区)は2022年8月16日、運営するリアルテックグローバルファンド1号投資事業組合が2022年7月にシンガポールのフードテックベンチャーBali Grove Pte Ltd(商標名『KARANA』)への出資を実施したと発表した。

Bali Grove社は2018年5月設立。発表によると、ジャックフルーツを活用した植物性代替肉の開発を通して、サステナブルで健康的な料理の提供を目指している。独自の加工技術を用いて、顧客の求める味・テクスチャー・栄養価・コスト・サステナビリティを実現する商品を開発しており、既に米国やシンガポールで販売を開始しているという。

ジャックフルーツの細胞形状は牛肉に近く、大規模な農園が不要でどこでも生える力を持ち、熱帯地域を中心に栽培され日常的に食べられている。食物繊維を多く含み、低脂質、コレステロールゼロで健康面でも優れており、さらに干ばつや害虫に強く除草剤や農薬を必要としない強靭さも備えている。世界中で年間約100万トン生産されているが、加工技術が発達しておらず、その約6割が廃棄されているという。

リアルテックホールディングスは、グループ会社のGLOCALINK Singaporeが2020年にBali Grove社に出資して以降、成長を支援し、信頼関係を築いてきたといい、「今後も日本の事業会社や研究機関との連携を促進し、新しい食材を使った食文化の創出を支援していく」としている。

◇Bali Grove Pte Ltd
【設立年月】2018年5月
【 所在地 】46A, Joo Chiat Place Singapore, 427770 Singapore
【 代表者 】Dan Riegler, Blair Crichton
【事業内容】ジャックフルーツを活用した植物由来肉の開発

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