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東陽テクニカ、エミッション計測評価ソフトウェアをペナン州の試験ラボに納入

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東陽テクニカ(東京都中央区)は2022年6月2日、自社開発のエミッション計測評価ソフトウェア「EPX」シリーズが、米国キーサイト・テクノロジーズ・インク社が運営しているマレーシア・ペナン州のRegulatory Test Lab(ペナン試験ラボ)に導入されたと発表した。

ペナン試験ラボは、EMC(Electro Magnetic Compatibility)試験の国際規格に適合した試験が可能なラボとして米国A2LA(The American Association for Laboratory Accreditation)より認証を受けて2020年に設立された。主にマレーシアの通信・家電・自動車業界が利用しているという。EMC試験では、▽電子機器が放出する電気的ノイズが他の機器へ影響を与えないこと ▽外部からの電気的ノイズにより電子機器の正常動作が妨害されないこと――を測定して評価する。

マレーシア・ペナン州のRegulatory Test Lab

「EPX」シリーズは、放射エミッション計測用「EPX/RE」、伝導エミッション計測用「EPX/CE」および自動車・車載機器向け「EPX/VE」の3製品で構成され、二つの特許技術『“スペクトラム分析方法及びその装置”を用いた機能』『“放射妨害波測定方法及び放射妨害波測定システム”を用いた機能』を実装している。

東南アジアの認定試験ラボが「EPX」シリーズを導入するのは初めてで、試験時間と、試験結果レポートの作成など製品開発に関わる時間の短縮に繋がるという。

東南アジアにおける東陽テクニカのEMC試験ソフトウェアとシステムの納入/サポートは、東陽テクニカのシンガポール現地代理店JS Denki Pte.Ltd.が担っている。

東陽テクニカは、「JS Denki社とともにペナン試験ラボをデモ環境として利用し、東南アジアにおけるEMCソリューションの販売を強化する。製品開発サイクルの加速化や効率化を支援することで、マレーシアを中心とする東南アジア諸国の製造業発展に貢献する」としている。

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