東京都立大学発ベンチャーのスリーダム(3DOM、横浜市)とシンガポール子会社3DOM(Singapore)Pte.Ltd.は2022年3月、インドの電動バイクメーカーSrivaru Motors Private Limitedと、Srivaru Motors社の電動バイクに3DOMの先端リチウムイオンバッテリを搭載するとともに、バッテリ・マネジメントシステムを共同で開発することを目的とした戦略的パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結した。5月23日発表した。
具体的には、3DOM(Singapore)社は、2023年に2.2MWh、2024年に3.25MWh、2025年に14MWh相当の3DOMバッテリセルの供給を目指す。また、Srivaru Motors社は、3DOMと共同開発したバッテリ・マネジメントシステムをバッテリパックに組み込み、高性能バイクに搭載する。バッテリや走行に関するデータは3社で共有し、製品・サービスの向上に向けて活用する。
Srivaru Motors社は、政府の推奨により二輪車の電動化ニーズが高まるインド市場から、3DOMと共同開発したバッテリ・マネジメントシステムを搭載した電動バイクを販売していく。インドの二輪車市場規模は10年以内に年間3,000万台を超えると予想されているという。