シンガポールに本社を置く日系コンテナ船社Ocean Network Express Pte.Ltd.(ONE社)は、新たに6,500本の冷凍・冷蔵(リーファー)コンテナを調達する。最新の空気制御(CA)技術搭載コンテナ500本が含まれる。引き続き拡大が予想される冷凍・冷蔵貨物輸送需要に対応する。2022年3月18日発表した。
発表によると、新規調達する冷凍・冷蔵コンテナには、従来の溶剤系塗料に代え、水性塗料が使用される。溶剤系塗料は揮発性有機化合物(VOC)を発生させるため、環境を汚染し、大気質や視界に影響を与えるスモッグの原因になる。水性塗料を使用することでVOC発生量を80~90%削減しながらも、耐久性や防錆性など、溶剤系塗料と同等の品質を保つことができるという。
ONE社は現在、冷凍・冷蔵コンテナに最新のIoT技術を導入し、コンテナ内の温度や湿度などの重要情報をリアルタイムに把握することで、航海中のカーゴケアを強化する取り組みを進めている。