気候変動(低・脱炭素) 物流・ハブ

千代田化工建設など、世界初、水素をMCHの形でケミカルタンカーで海上輸送

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千代田化工建設は2022年2月8日、同社などが組合員企業として参画する次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合が、ENEOSがブルネイで推進するトルエンと水素からメチルシクロヘキサン(MCH)を製造・供給する実証事業に関わって、世界で初めてケミカルタンカーで水素をMCHの形で海上輸送、納入したと発表した。

ブルネイで製造されたMCHを中継地シンガポール港に輸送し、数カ月既設の屋外貯蔵タンクに貯留した後、手配した既存のケミカルタンカーに積み付け、2月4日にENEOSの製油所の既存受入れ設備を使用して納入した。

製油所で荷受けしたMCHは脱水素機能を備える石油精製装置に投入され、装置稼働への影響の確認と、MCH使用可能量についての本格的な検討が行われるという。

千代田化工建設は、「今回のマイルストーン達成でMCH最大の特長である安全な水素の長期貯蔵、大量輸送が可能なことが実証されたと同時に、水素サプライチェーンおいて、既存設備利用により新規設備投資を必要としないことが体現され、脱炭素社会で国際間水素サプライチェーンの構築にまた一歩近づいた」としている。

次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合は、今後もブルネイでMCHを継続的に増量生産し、MCHをケミカルタンカーでENEOSに供給する予定。

同事業は、石油供給構造高度化事業コンソーシアム(CROSS)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けた。

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