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東芝エネルギーシステムズ、シンガポールの地下変電所向け変圧器を受注

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東芝は2021年10月22日、東芝エネルギーシステムズがシンガポールにおいて電気設備系ゼネコンのイースタングリーンパワー社(EGP社)から公益事業会社の地下変電所向け変圧器とその周辺機器を受注したと発表した。EGP社が公益事業会社と締結した変圧器等に関するEPC(設計・調達・据付工事)契約に基づくもので、2023年春頃の機器納入開始を予定する。

発表によると、受注した機器は、2025年以降に運転開始予定の東南アジア初の230kVクラスの都市型地下変電所向けの変圧器(200MVA)3台、変圧器(75MVA)4台。

シンガポールでは、政府方針により土地の有効活用の観点から地下も活用した立体的な都市計画が進んでいるが、この方針のもとラブラドール地区に計画された地下変電所は経済中心地に位置するため、安全性や環境調和性の観点から、高い信頼性が求められたという。

東芝の変圧器は、浜川崎工場(神奈川県川崎市)独自の絶縁・冷却・構造設計などの技術力によって開発・製造しているといい、地下変電所に求められるコンパクトさとともに、都市インフラに求められる高い安全性や環境調和性を備え、国内及びアジア、欧州、北米、豪州の人口密集地の地下変電所に多くの納入・運転実績があるという。

東芝は「今回の変圧器の納入によりシンガポール都市部の電力の安定供給に貢献すると共に、今後も多くの案件が見込まれる東南アジアや南アジアなどにおいて、交通、商業施設、住宅地域等の新たな都市計画を実現するソリューションのひとつとして、さらなる変圧器の受注を目指す」としている。

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