シンガポールに本社を置く日系のTime Innovation Pte.Ltd.は2019年5月10日、自社開発したポイントシステム「ChronoPoint」の日本国内独占販売契約をポイントマーケット社(本社・大阪市)と締結したと発表した。
発表によると、「ChronoPoint」は店舗やイベント会場などでユーザーの滞在時間に応じてポイントを付与するポイントシステムで、店内等に設置したBeacon(ビーコン)が発信する電波を専用アプリケーションが受信し滞在時間を計測、行動情報を収集する。
店舗経営者は「ChronoPoint」を導入すると、来店数が伸びにくい時間帯には来店者に付与するポイントをアップしたり、ランチ時間帯に会計を30分以内に済ませた顧客へのポイントをアップしたりすることで、閑散時間帯の稼働率を上げたり、混雑時間帯の回転率を高めたりといった集客戦略を打ち出すことができる。また、滞在時間と購買意欲などとの関係データに基づく様々なマーケティングが可能になるという。
Time Innovation社は2018年7月設立。「ChronoCoin」の発行やアプリケーション・ブロックチェーンの開発事業を展開する。