シンガポールのOUE Lippo Healthcare Limitedは2021年7月21日、ミャンマーにおけるグループの病院事業に関する最新情報を発表した。OUE Lippo Healthcare社には伊藤忠商事が出資している。
OUE Lippo Healthcare社は合弁パートナーのFirst Myanmar Investment Public Company Limitedと共同で、ミャンマーにおいて3病院、3診療所、1メディカルセンターを運営・管理している。
旗艦のHlaing Tharyar病院(ヤンゴン)が7月15日、ミャンマーでCOVID-19感染症が急増する中、人員、酸素、医療用品の不足により救急部門を一時閉鎖することを発表したことについて、OUE Lippo Healthcare社は「 Hlaing Tharyar病院の救急部門の一時閉鎖が2021年12月31日に終了する会計年度の当社グループの業績に与える影響は、現時点では軽微と考えている」としたうえで、「COVID-19パンデミックの状況が急速に変化していること、ミャンマーにおける酸素および医療用品のサプライチェーンが混乱していることを考慮すると、救急部門の一時閉鎖期間を現時点で決定することは困難であり、延長の必要の有無を決定することもできない」と記した。