進出・出資・撤退

シンガポールのオンライン中古車販売Carro、ソフトバンクVF2から資金調達

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東南アジア最大の中古自動車オンラインマーケットプレイスCarroを運営するシンガポールのTRUSTY CARS PTE. LTD.は、SoftBank Vision Fund 2が主導するシリーズC資金調達ラウンドで4億7,700万シンガポールドル(約390億円)を調達した。インドネシアを拠点とするEV Growthなど複数のファンドが参加しているという。2021年6月15日発表した。

Carroは、シンガポール初の非接触型自動車購入サービス、初の自動車サブスクリプションサービス、地域初の行動・使用ベースの自動車保険などのサービスを開拓してきた。

調達した資金は、2020年に大きな成長を遂げたインドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール市場でのポジション強化と、小売サービス拡大に充てる。また、金融サービスのポートフォリオを強化するとともに、AI機能の開発を加速させるという。

CarroのAaron Tan創業者兼CEOは、「今回の資金調達により、当社はユニコーンの地位を獲得した。大きな節目となった。自動車業界におけるAIの変革力を信じ、卓越した顧客体験を提供するという当社の信念を再確認できた。デジタル化が新しい消費者の習慣やビジネス手法を通じて世界の風景を形成している。Carroのようなエンド・ツー・エンドのオンライン自動車マーケットプレイスにとっては非常にエキサイティングな時代だ」とコメントした。

SoftBank Investment AdvisersのGreg Moonマネージング・パートナーは、「Carroは、消費者と自動車ディーラーの双方にシームレスな売買体験を提供し、東南アジアの自動車業界を変革している。AIを活用したCarroのテクノロジー・プラットフォームは、車の所有プロセス全体に透明性をもたらす」とコメントした。

ソフトバンクグループは2016年にベンチャーキャピタル部門ソフトバンク・ベンチャーズ・アジアを通じてCarroに初めて投資し、その後もCarroの成長イニシアチブを支援しているという。

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