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NTT GDC・東京センチュリー、インドのデータセンター事業運営で協業開始

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NTTグループのNTTグローバルデータセンター(東京都千代田区、NTT GDC)と東京センチュリー(東京都千代田区)は、インドでのデータセンター事業の運営で協業する。2021年6月16日発表した。

NTT GDCのシンガポールの連結子会社NTT Global Data Centers Holding Asia Pte.Ltd.(GDC HC)が保有する特定目的会社NTT Global Data Centers Holding Asia BOM8 Pte.Ltd.(SPV)の発行済株式75%を東京センチュリーに譲渡し、SPVの100%子会社のインド法人NTT Global Data Centers Holding BOM8 Private Limited(BOM8)が保有するインドにおけるデータセンター事業関連資産等を共同保有する。NTT GDCが手掛けるデータセンター事業への外部資本の参画は東京センチュリーが初となる。

NTT GDCと東京センチュリーの株式譲渡契約締結日は2021年6月16日。株式譲渡は同年7月末を予定する。合弁会社営業開始は同年8月を予定する。

NTT GDCのAPACエリアの中間持株会社GDC HCは2020年にシンガポールに新設したSPVを介して、インドのムンバイにデータセンター事業関連資産等を保有するためのBOM8を設立し、10階建て・総建物面積31万スクエアフィート(約2.9万㎡)超、施設電力24MWのデータセンターを開発している。

同データセンターは、ムンバイのチャトラパティ・シヴァージー国際空港から30分という立地で、安定した電力や通信環境も整っているといい、大規模クラウドサービス事業者にも対応可能な施設として2022年2月竣工を予定する。

東京センチュリーがSPVの発行済株式数の75%に相当する普通株式を取得することにより、SPVはGDC HCと東京センチュリーの合弁会社となる。

インドは、政府主導による5Gサービスの推進およびeコマース市場の成長を背景にデータ使用量の急増が予想され、同国のデータセンターの市場規模は急成長する見通しで、特にムンバイでは、今後も多くのデータセンターの開発が計画されているという。

BOM8の概要は下記の通り。

【 名称 】NTT Global Data Centers BOM8 Private Limited
【所在地】インド・ムンバイ
【代表者】Sharad Sanghi
【資本金】650,000,000(INR)
【設立年月日】2020年11月5日

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