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シンガポール汚職調査局、2018年の汚職告発件数は358件、「依然、少い」

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シンガポール汚職調査局は2019年4月25日、2018年の汚職告発件数は前年比10件減の358件だったと発表した。調査に移ったのは107件で、その割合も約30%で安定していた。トランスペアレンシー・インターナショナル(国際透明性機構、TI)による「国際腐敗認識指数(TI-CPI)2018」では、180カ国・地域の中で3番目に汚職の少ない国としてランクされており、「汚職事件は依然として少なく、しっかり管理されている」としている。

また、汚職調査に移った107件のうち、94件(88%)が民間部門、13件(12%)が公共部門。このうち起訴されたのは112人で、民間部門の従業員が107人(96%)、公共部門の労働者が5人(4%)。有罪判決率は99%で、過去5年間平均も98%で安定している。

起訴された民間部門の従業員のプロフィールを見ると、建設活動と建物のメンテナンス作業に集中しており、汚職調査局は ▽建築工事 ▽作業の安全性 ▽建設作業の検査 ▽漏水修理 ▽空調メンテナンス ▽塗装工事 ▽ビルメンテナンス関連の検査――を懸念事項として挙げている。

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