三井E&S造船は千葉工場で建造していたシンガポールの船主OCEAN PERKASA PTE.LTD.向け87,000重量トン型ばら積み貨物運搬船“OCEAN PERKASA”（オーシャン ペルカサ）を竣工し、2021年３月25日同工場で引き渡した。３月末で終了する千葉工場で建造・引き渡す最後の新造船となる。同日発表した。
発表によれば、同船は特に北米・南米大陸河川域の水深の浅い港湾における大容量穀物積載を主眼としながら、石炭や鉄鉱石、ボーキサイトのトレードにも対応可能で配船自由度が高い。
主機関には、MARPOL NOx排出規制（Tier Ⅲ）を満たした電子制御エンジンを搭載。SOx排出規制強化に配慮し、燃料油の切り替えに対応できる複数の燃料タンクを備えている。
主要目は下記の通り。
【全長／幅（型）／深さ（型）】228.99m／36.94m／19.95m
【総トン数】48,245トン
【載貨重量トン数】87,594メトリックトン
【主機関】三井-MAN B＆W 6S60ME-C10.5-HPSCRディーゼル機関１基
【航海速力】14.5ノット（常用出力）
【最大搭載人員】25人
【船級】NK
【船籍】シンガポール