新電力のイーレックスの燃料調達に関する統括拠点子会社イーレックス・シンガポール(ES)は、インドネシア・ジャカルタのPT Dharma Satya Nusantara(DSN)の子会社PT Dharma Energi Investama(DEI)と、インドネシアに集荷・備蓄事業を行う合弁会社を設立する。2020年10月8日調印式を行った。10月合弁会社設立、12月集荷・備蓄事業開始、2021年9月初出荷を予定する。
発表によると、DSNはインドネシア証券取引(IDX)の上場企業で、カリマンタン島東部に自社プランテーションを所有し、プランテーション運営を通じた粗パーム油製造、木材製品製造等を行っている。
イーレックスは、グループが運営するバイオマス発電所の燃料として、PKS(パームヤシ殻)を東南アジアから調達しており、DSNと共同で集荷備蓄基地を設置することで、これまで以上に長期的かつ経済的にPKSを確保することが可能となる。
また、DSNのCPOミルはRSPO認証を取得しており、現在経済産業省が議論を進めている「バイオマス燃料の持続可能性の確認」の方向性に沿っているという。