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伊藤忠商事、再生可能資源由来バイオマスプラスチックビジネスに本格参入

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伊藤忠商事は、プラスチック樹脂メーカーBorealis AG(オーストリア・ウィーン、Borealis社)およびシンガポールのグループ会社Borouge Pte Ltdと、再生可能資源由来のバイオマスポリプロピレン(バイオPP)に関する日本市場でのマーケティングについて合意した。再生可能資源由来のバイオマスプラスチックビジネスに本格参入する。2020年9月25日発表した。

Borealis社は1994年設立。発表によると、世界有数のプラスチック樹脂メーカーとして120カ国以上で事業を推進し、環境分野においてもバイオマスプラスチックやリサイクル樹脂の製造・販売をしている。2020年3月にはバイオPPの商業生産を開始し、欧州をはじめ世界へ拡販を進めている。同合意は、アジアで初めてとなる。

バイオPPは第二世代原料と言われる食品競合のない廃棄物や残留物、廃食用油など再生可能な原料を利用している。また、第三者独立機関の認証による原料から製品までのトレーサビリティを確保している。

伊藤忠商事は、2020年中に日本初となるバイオPPを原料とする食品容器や包材の展開を目指す。また、その他衛生用品、日用雑貨、化粧品容器、オフィス用品、家電、自動車部品、など、多様な分野での製品展開を図るとしている。

日本政府は2030年までに約200万トンのバイオマスプラスチック製品を導入する基本計画を策定している。

Borouge社の概要は下記の通り。

【 社名 】Borouge Pte Ltd
【所在地】1 George Street, #18-01, Singapore 049145
【 設立 】1998年
【従業員数】3,000人以上(2019年12月31日現在)
【代表者】Chief Executive Officer, Wim Roels

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